こんにちはポケ海ハンドメイド協会の岡澤です★
今日は海素材の活用方法で「洗浄(海素材の洗浄処理)」についのお話です。
今回は海の欠片の洗浄処理!珍しい「カシパン」の漂白の仕方も紹介します。
海素材を活用して海物作りを楽しみたい方は参考にご覧ください。
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カシパンについて
今回は珍しい素材「カシパン」の処理を解説してみたいと思います。
まずはカシパンについて、少し説明しますね。
カシパンはウニの仲間で不正型ウニの仲間になります。
この不正型ウニの特徴は何と言っても『5弁の花びら模様がある』と言うことです。初めて見られる方は自然の不思議さにきっと感動される事でしょう。
カシパンなど平たいウニの総称として英名で “sand dollar(サンドダラー)” と呼ばれ、形が大きなコインに似ていることに由来します。
また、薄紫色の表皮に覆われていることから、北海道ではムラサキダラと呼ばれ、北海道の漁業関係者はアカゼッパとも呼ぶそうです。
北海道南部から九州、朝鮮半島や中国東北部に生息。
水深3m位の浅せ~20m位の浅い海の砂地にや砂泥底に生息し、砂中のデトリタス(生物由来の物質の破片や微生物の死骸など)を食べる。
殻は厚く可食部である生殖巣も非常に少ないため、食用には向かないそうです。
『形態について』
全体に褐色で花紋部は黒褐色をし全体は非常に短い棘に覆われいます。
傷付いたり死んだりすると赤褐色から緑色に変わります。
また、形態はやや五角形に近い円形で直径5cmから7cmほどになります。
上面には花びらの様な模様が5個あり、そのうち前方に向かっている一つの花びらだけ先端が開いています。
この花紋状にみえる所は歩帯と呼ばれ呼吸をする部分で、花びらの中心部分の小さな4つの孔が生殖孔、腹面の中央の深くくぼんだ孔が口、端っこの孔が排泄孔となります。
カシパンの洗浄の仕方
それではカシパンの洗浄方法について説明しますね(^^)/
▼浜辺に打ち上がったカシパン(お亡くなりになってます)を集めてきます。
▼アルカリ性の漂白剤を入れたボウルを用意します。
漂白剤はカシパンの状態にもよりますがカシパンは比較的丈夫なので多めに入れます。
▼漂白剤の入った水にカシパンを沈めて半日様子を見ます。
▼同じく2回目の漬け込み。この繰り返しで何度も漂白剤に漬け込みます。
▼3回目の漬け込みです。だいぶん奇麗になってきました。
▼4回目の漬け込み。ほぼ奇麗ですね。
ですがここで油断をしてはいけません!中身が奇麗になるまであと数回漬け込みます。
▼奇麗になったカシパンです。
最終的に8回ほど(念には念を)漬け込んで完成しました。
しっかりと乾燥させて補完します。
以上が本日の「洗浄(海の欠片の洗浄処理)」についてでした。
この様に海の欠片を集めてきたら必ず洗浄処理を行ってください!
汚れや塩分が付いた状態で使用するのは絶対NGです。
奇麗に洗浄し、いつでも海素材として活用出来る様に保管しておけば状態も良いまま使う事が出来ますよ。
カシパンを使ってどんな素敵な作品を作ろうか?ワクワクしてきます♡
と言う事で本日はここまで!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。(^^)/
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海の欠片「カシパンの洗浄処理」
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