こんにちはポケ海ハンドメイド協会の岡澤です★
今日は海素材の活用方法で「形の補正加工と欠片の補強」についのお話です。
今回はキサゴガイを使った「真珠貝の磨き作品」を紹介します。
海素材を活用して海物作りを楽しみたい方は参考にご覧ください。
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今回は形の補正加工に、貝磨きが一番わかりやすい事例になると思いますので、静岡県で集めた“キサゴガイ”で説明してみますね。
キサゴガイ「ニシキウズガイ科」
キサゴはニシキウズガイ科の巻き貝です。
殻高は約2cm、殻径は約3cmになります。
低円錐形で低く太い螺肋があり,周囲は丸みを帯び放射状の模様がありますが、個体変異が多い。
縫合下にイボキサゴのようなイボ列は生じません。
キサゴの貝殻は丸みがあって手触りが良い事から江戸時代にはおはじきとして利用されていたそうです。
またブラックライトを当てると、赤く光るそうですよ。
キサゴは食用になる貝で、全体的に赤色を帯びています。
『生態』
北海道南部から九州の砂地に棲息し、外洋の砂浜の水深10m程度の深さの海の砂底にいる巻き貝です。
体を半分砂にうもれ海水をろ過して食餌する。
敵に襲われたときは、足で飛び跳ねて逃げるそうです。
産卵期は秋。
「形の補正加工」について
それでは早速キサゴガイの磨きについて紹介しますね。
貝磨きの工程には必ず「形の補正」と「形の加工」が必要になります。
例えば、このキサゴガイの場合は形が整っているので形を変える必要はありませんが、形が歪な場合は「形の補正」を先にします。
次に、貝殻全体の面を奇麗に整える「形の加工」をします。
この「形の補正、形の加工」の良し悪しで作品の完成度が変わります。
ちなみに拾ったキサゴガイは劣化が激しかったので殻がとても薄く磨き過ぎると穴が開いてしまいました💦
▼浜辺で拾ってきた状態です()
▼先ずは、キサゴガイの“形の補正”と貝殻表面の傷や凸凹、表面の柄を削り整える“形の加工”をします。
ここまでが「形の補正、形の加工」になります。
ここまでで、貝殻表面の傷や凸凹、表面の柄を削り整える事がしっかりと出来ていないと!
その後、いくら重ねて磨き上げても貝は美しく輝きません!!
貝磨きは下地となる“貝の補正加工”の良し悪しが顕著に表れます。
▼ここからは『磨き』と言う工程に入ります。
そして、今回のキサゴガイは「装飾」も同時に行います。
▼コチラが完成品になります。
小さなウミガメを使って装飾を施して完成です。
▼更に色を加えるのと同時に補強もしています。
この様に海物作りで最も大切な事は「形の補正加工」なんです。
つまり海の欠片を一般の材料の様に、綺麗な材料に加工し材料として安心して使える状態する事こそが「加工」の部分になります。
この事からも解る様に海の欠片は物作りの材料となる訳ですから形も状態もきちんと整える事が大切なんですね。
と言う事で本日はここまで!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。(^^)/
本日の記事の動画はコチラ
キサゴガイ磨きの完成作品動画を見る事が出来ます。
真珠貝を楽しむ「キサゴガイ作品」
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